「抜けているねぇ」が褒め言葉になる時

2016年01月07日 Category: その他, ヨーロッパ, ロケ・ロケハン地, 日本

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『〇〇抜け』。
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、
風景の中で左右に広がる広大さではなく、
直線的にスコーンと抜けた果てしない部分。

写真で見るとそこにだけが風景に抜けが出来るので
こう呼ばれるかもしれません。

とにかく「抜け」の場所にもいろいろあるという事で
話をすすめていきましょう。

海抜け・空抜け・街抜け・ビル抜け・緑抜けなどなど
以前にもブログで書きましたが、こういった風景は長年の経験や記憶で
『あそこのあの場所に行けば撮れるな。』そういった所から動きはじめます。

難しい場所になればなるほど、
要望に合った場所を見つけた時、テンションMAX!

これは風景だけに限らず、
お客様の思い描いているイメージの場所を提案出来た時、
コーディネーターとして達成感を感じます。

こうして写真を見ますと「抜け」には無駄がありませんよね。
無駄がなくすっきりとしているのに動きがあるので様々な用途で選ばれています。

例えば空抜けですが、空一面となりますと
「寝転んで真上を見る」という静止した状態になりますが
ここにある空抜けの写真は
地面からぐうっと視線を上げて空を見上げた時の動きがそのまま出ています。
道路抜けもすでに自分が道路の上を走っている気分になりますよね。
田舎道を上から撮影されたものも自分がドローンか何かで飛んでいる気分になります。

このように
ただの風景画ではなんだか物足りない!という時にこそ
動きのある「抜け」の出番なのです。

そして抜け写真は無駄がないので、
文字情報が入れやすいという利点もあります。

ビル抜けは
企業様のパンフレット・チラシでよく見る構図ですよね。
道抜け写真に交通事故防止のキャッチコピーを当てはめてみてください。

基本的に無駄がない抜け写真には
文字情報もキャッチコピーも違和感なくなじみ、よく映えます。

これらも我々なら膨大な情報と経験値から即座にご要望にお応えできるわけですが、
ただ「抜け」の場合はただ場所を知っていればいいということではなく、
その場所を上からみた時、下から見た時など
角度やアングルを変えた時の情報まで知っているという事が必要になります。

こればかりは日ごろの観察力としかいいようがありません。

全てはお客様のイメージにぴったりの場所を
提供するためなのです。