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「ハード系」なロケ場所って?

2016年3月10日

以前に金網特集をしましたが、
今回はハード系なロケ場所を特集します。

ハード系なロケ場所ってどんな場所?って思いますよね。

例えば、下の写真にあるような
重機が置かれている・朽ちた壁や錆びれた門扉・高速道路の下や工場などの
無機質な人工物が立ち並ぶ場所などなど。
こんな感じの場所を僕らはハード系な場所と呼んでいます。

ハード系なロケ場所

作業服やメンズファッションなどの撮影では
こういうハードな場所で撮影したいという依頼が良くありますし、
ストーリー仕立てや異空間などの演出にもよく用いられたりもします。
意外に需要がある場所なんです。

ここに載せている場所は、更に広く周囲全体で見ると、
ゴチャゴチャっとイメージとは異なる物も数多く写り込んでしまうのですが、
ある一部分だけ切り取るとそれぞれのシーンに合った構図が見えてきます。

例えば、工場のような無機質な人工物が立ち並ぶ場所の写真を見ると
作業服のイメージはすぐに出てくるかと思いますが、
アクション映画で激しく戦うシーンや
何やら怪しい取り引きが行われるシーンなどにもよくマッチすると思います。

また、メンズファッションであれば、
カジュアル、サロン、モード等の様々なジャンルのどれが来ても
ハード系の場所はぴったり合いますし、
メンズだからこそ強さだけではない
お洒落でかっこよく、そしてワイルドな雰囲気もここなら演出可能です。

このジャンルを選ばないというのがハード系な場所の特徴で、
場所そのものに様々な解釈がある分、
見ている人に最終的な判断をゆだねてしまっても成立する場所だと思います。

それに、ハード系な場所は男女問わず使える事も多いですね。

レディースファッションなら
フェミニンなテイストでハード系な場所に降り立てば、
「アンバランスなスタイル」が時空や空間を歪めて一気にSFな世界が展開されます。
近未来なのか、それとも訳あり少女なのか。
雑草の緑と錆びた工場の間に白いワンピースの少女が上を見上げて立つだけで
ドラマが展開されていくような気がします。

錆びれた門扉、ドラム缶が多く積んである金網の場面なら、
銃撃戦などの派手な動きも良く合いますし、
画像にある朽ちた壁なら、急いで走りだす逃走シーンや喫煙シーンもありでしょう。

他にもミュージシャンのプロモーションビデオや
最近ではアイドルのイメージビデオ等での撮影に使われることも多いので、
非日常を演出したい場合にはもってこいの場所だと思います。

映画のワンシーンのような、という言葉はありきたりかもしれませんが
そんなワンシーンを要望通りに切り取ってロケ場所を探すのはもちろんの事、
実際には違った場所でも、
「この場所をこんな風に切り取れば、イメージにあったものが撮れますよ。」
なんて提案も可能です。

そこもコーディネーターの仕事をしていて面白い部分でもあります。