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ロケーションコーディネーターとしての心構え

2016年5月5日

こんにちは。堀川です。
3月末~4月初旬にかけて
新米ロケーションコーディネーターの義史(よしみ)君とともに、
山に海にとロケやロケハンで遠出する機会が多くありました。
こういった遠出をする際、僕は必ず事前準備しておくことがいくつかあります。
道中小腹がすいた時のお菓子や帰りに温泉に立ち寄るための着替えなど
…というのは冗談で(笑)。

コーディネーターのセンスを支えているのは
膨大ともいえる準備の数々だと実感しています。

事前調査で現地までのルート地図を頭の中に叩き込み運転する義史君

例えば、コーディネーターはロケ場所に行くまでのルートを
事前に頭に入れておく必要があります。
ロケ場所までのルートなんて
Google地図やスマホの地図アプリで調べたら良いのではと
思う方もいるかもしれませんが、それだけでは分からない事が結構あるんです。

たとえ過去にロケやロケハンで訪れたことがある場所であっても、
季節や年月が経てば周囲の状況も刻々と変化していきますし、
時間帯やカレンダーの並びによっては合流地点での込み具合も変わってきます。
朝のルートと夕方のルートをドライバーと相談しながら、
交通情報をチェックし判断します。

こういった事は頻繁にロケハンに出て、自分の足での経験値が無いと
「何を調べればいいのか」すらよくわからない状態になってしまうので、
とにかく実地での経験を積んでいく事が重要なんです。

そして、現地ではコーディネーターとしての鋭い嗅覚も大切です。
普段見慣れた景色の中にも
「あんな所にあんな建物が出来ている」
「あその建物がなくなっている」
「ここから眺めればこんな景色が見えるんだ」などなど
毎回新しい発見があります。

このように、
十分な準備あってこそ「良い仕事ができる」という心構えが
自然と身についていきます。

「段取り八分の仕事二分」

という言葉をよく聞きますが、まさにその精神ではないでしょうか。

ちょっと良いこと語ったところで、
この言葉の真意を間違って使ってたらさすがに恥ずかしいなと思い
少し不安になってきたので、調べてみたところ、
—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—
段取りとは、
「事の順序・方法を定めること。心構えをすること。工夫すること。」

それを踏まえての段取り八分とは、
「その仕事に必要な資料の準備、情報収集、人員などの手配を含め、
 仕事前の下準備をすること」
昔から建設現場などで使われていた言葉で、
段取りが完全に終われば、仕事の8割が終わったも同然であるという意味。
—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—
…だそうです(広辞苑より)。

「段取り」を明確にすることは、仕事の基本。

そう言われると納得です。
そして、僕の思っていた事に間違いはなかったと
ほっと胸をなでおろしました。
(休憩中に改めて調べて良かった)

もうひとつ、
5W1Hは仕事をする上で基本的なフレームワークなんですが
 Who(誰が)
 What(何)
 When(いつ)
 Where(誰が)
 Why(なぜ)
 How(どのように)
この中の「How=どのように」という言葉には、「段取り」の意味も込められています。
「段取り」はどんな場面であっても大事ということですね。

ということを、直接&ブログを通して義史君に伝えることで
先輩としての威厳を保ちつつ(笑)。

今回の遠出では、義史君が運転手で各地移動をしていたので、
僕がその様子を助手席から撮ってみました。

山道運転で対向車に注意しながら慎重に走る義史君

こちらは山道運転中なので真剣そのものですね。

目的地までの移動中、安全運転に心がけつつも車内の空気を和ませるのもロケーションコーディネーターの仕事

安全運転の範囲内で、たまには談笑して場を和ますことも重要なんです(笑)。
移動時間も長いので、運転手や同乗者ともに緊張しっぱなしだと
現地に着いたころにはすでに疲れが出てしまいますからね。